犬ログ 〜トイプードル甘夏〜

病犬甘夏と私とのあれこれ

犬の眼科専門医


みなさんは、前回の記事を読み写真を見て、疑問に思ったことだろう。「あれ、エリザベスカーラーしてる。どうしてだろう?」と。

そう。怪我をしたのである、眼を。


怪我をしたのは左眼で、トリミングをお願いした日だった。迎えに行った夫が言うには、その時は異常がなかったと。たしかに私も、その時は2つの眼は、いつものようにまるまるだったと記憶している。

ところが、数時間立つと左眼が細くなってしまった。


ついこの前も、似たようなことが起きていて、右眼だったのだが慌ててかかりつけの動物病院に行った。すると、異常なしということで、ホットして帰ってきた。そんなことがあったばかりだし、休日だったので、すぐには病院に連れて行かなかった。


ところが、次の朝のことである。左眼はさらに細くなり、しかもご飯を食べないのだ!こんなにご飯大好き甘夏が、ご飯を食べないなんて!よほどなにかが起こったに違いない。

慌てて動物病院に連れていくと、なんと失明の危機だと言う。私は、心臓がひっくり返えりそうになりながら、紹介された眼科専門医の病院に向かった。

 

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ボクは、絶対玄関から離れません。こんな変なものをつけられて散歩はできません。引っ張ってもムダです。

あ〜。

体重2キロの甘夏は、あえなくお母さんの力に屈したのでした。 

 

失明の危機


私は、その時まで動物の眼科専門病院の存在すら知らなかった。皆さんは、ご存知だっただろうか。

慌ててタクシーで予約時間に向かった。本当は予約がびっしりはいっていたのだが、無理やり途中に入れてくれたのだ。だから、1時間以上待っても文句は言えない。むしろ感謝。

専門医の先生は、多頭飼いしてませんか?ときいてきた。多頭飼いは、していない。先生は、首を傾げた。原因が不明なのだ。自分でひっかいたのだろうけど、普通ここまでひどくならないらしい。

眼に麻酔の点眼をして、いろいろ処置をしていただき、お薬を頂いて帰宅。

朝から、1日がかりだった。

甘夏とともに、ぐったりだった。

専門医の先生からは、失明する可能性についての言及はなかった。

 

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病院は、大好きだけど疲れたー。痛かったし、もう寝るー。ひどいことされた、ぐすん。


次の日から、点眼の戦いが始まった。嫌がる甘夏を押さえて…。しかし、夫がいる朝と夜はいいが、私1人の時はそうはいかない。

しかも、3種類の目薬を、1日4回ささなくてはいけないのだ。しかも、それぞれ10分間をあけるようにとの指示だった。

 

それで、作戦変更。ご褒美作戦開始。これがとてもうまくいって、もう、大喜びで点眼できるようになったのである。

「甘夏、おりこうだねー。凄いねー。上手だねー。はい!ご褒美。」

これを1回しただけで、あとはとても快適な点眼タイムに。

食いしん坊なことが、こんなに役に立つとは。


次の日。心配してくれた先生が、予約ビッシリなので外来が始まる前に、甘夏を見てくださるようにシフトしてくれた。

 

ところが、ハプニング発生。自宅から車でそんなに遠くない距離なのに、タクシーがなかなか捕まらないのだ。普段、タクシーを使わない私には、こんなにタクシーが拾いにくいとは知らなかった。そこで仕方なく最寄り駅まで歩きタクシーを拾うことに。

先生にご迷惑おかけしてしまった。

 

2回目の外来では、治りが順調と言うことで一安心だった。