今回は、犬ネタではないので、ご興味のない方はスルーしてください。
いつ終息のめどがつくか分からないコロナウイルス禍は、私たちを不安にさせている。
それでも、治安も医療も整えられている国に生まれて住んでいて良かったと実感している。
幸い我が家では日常の平安な生活を直撃するトイレットペーパー不足は、大震災の時の教訓から多少のストックがあったので、すぐに困ることには至らなかった。
私は、狭いマンション暮らしなのでかねてより、ストックというものはしない主義だった。トイレットペーパーも、トイレにある棚に入る分のストックしか置かなかった。
私は、聡い方ではないので不足になることを予測して「買いに走る」ようなことは出来ない。大震災の時も今回も気がついたら買えない状況だった。
しかし、大震災を機に私は、お米とトレットペーパーのストック置き場を新たに増やした。
なので今回は、そんなに焦ることは無かった。しかし、不足するというニュースがデマだと分かっても、未だに流通は不足気味である。スーパーに入ってもすぐになくなるし、私のお気に入りの安くて質の良いトイレットペーパーは、手に入らない。トイレットペーパーは、かさばるので、いつもはネットスーパーで購入するのだが、トイレットペーパーの項目さえ無くなっている。
流通が正常化されるのは、まだ時間がかかりそうだ。
これも人間の不安のなせる技である。
それでも、マナーの良い日本なので大きな暴動にならずに済んでいるのであろう。
マスクにおいては、SARSの流行の時に一応、30枚入りのを1箱購入したのが半分は残っていた。
さっぽろ雪祭りの時に、何枚か使用したものの眼鏡は曇るしなんか息苦しいし、すぐに外すのであんまり意味がない。症状もないし。
しかし、1歩外に出ると3分の2の方がマスクをしている。皆良く持っているなあ、と感心する。先日久しぶりに友人の家に行ったら、なんと使い捨ての紙マスクが何枚か干してあった。
これどうして干しているの?と聞くと、何と熱湯で軽く殺菌して干してまた使用していると答えが返ってきた。なるほど、そんなこともできるのか、と私は痛く感心した。
また、先日の連休で社会人の息子が帰省した。息子がいうには、会社がSARSの時の経験からマスクを備蓄していて社員に支給しているそうだ。ふーむ、なるほどと思った。
オイルショックの時は、まだ子供だったけれど、生きている間にトイレットペーパー不足になることがこれで3度目だ。
こんなに安らかで平安な社会に生まれて、他の国と比較すると、ほんとうに平和ボケも甚だしいのかも知れない。
しかし、科学が発達したこの時代に流行病が世界に広がって多くの方が亡くなることは、私は予想だにしなかった。
対新型コロナウィルスのワクチンや薬が出来るのは、時間の問題であろう。それでも、すぐに新たなウイルスが出現する可能性があることを改めて認識させられた。
内科医の夫の仕事の件
さて、タイトルは、我が家におけるコロナウイルスの影響であった。タイトルの話題に戻ろう。休校の話題が多いが、我が家には大学生しかいず、もともと大学は春休みに入っていたので休校による影響はない。
私は、いくつかの予定がキャンセルになり、読書量とプライムビデオを見る時間が増えた。
夫は、内科医であるが、患者さんがかなり減っている。新患の外来もあまり来ないという。ということは、病院に来てコロナウイルスにかかることを案じて、多少具合悪くても我慢したり薬局のお薬に頼っているのだと想像する。
あまり我慢しずぎて手遅れになってもとは思うけれど。
慢性疾患の患者さんは、厚生労働省の計らいで電話で対応してお薬を出せるように緊急処置が取られている。なので、再来外来も当然減って入院患者さんの数も減っている。
ところが、外科は相変わらずだ。
特にご老人の骨折が多いのだという。夫が言うには、外出を控えたご老人が筋力が弱って転び易くなっているのではないかということであった。
私も、今日北海道に住む父母に手紙を書いた。散歩は、いつもと同じにしてねっと。
夫も感染に気をつけなくてはいけないので、いつもより多少ピリピリしている。
区の医師会からの指示で、インフルエンザなどの鼻汁の検査時は、防護服の着脱はとても大変なので、医師は頭からビニール袋を被って行うことになった。
そこで、夫は医師会の指示通りにビニールを被って検査を行った。
その結果利点は、患者さんが夫の姿を見て笑い出し、その場が和んだことで、欠点はビニールのせいで視界が妨げられ、綿棒でちゃんと鼻汁が取れたかどうか確認しづらいという点であった。
けれども、ビニールを被っての検査は、今のところそれ1回のみである。
その後、厚生労働省からの通達で、検査なしで症状だけで判断してインフルエンザのお薬を処方できるようになったからである。
そうそう、あと変わったことと言えば、消毒のし過ぎで夫の手が荒れてノートパソコンのタッチパッドが作動しなくなったことが挙げられる。
夫も若い頃は、難民キャンプにボランティアに参加したりしていたが、今やシニア世代だ。
口では、「ウイルスを我が家に持ち込まないでよ!」なんてキツいことを言ってるけど、内心では医者の不養生にならない程度に頑張ってねと日々エールを送っている。
コロナ疲れとかコロナ鬱とか新たな言葉が聞かれるようになった。
皆様もご養生ください。
皆ちゃま、ご自愛くだちゃい。